第 9 回発表・抄録番号 3

血清IgA値がかい離を示すIgA2型多発性骨髄腫

データ区分β分画の異常
71 歳 女性
泳動コメントβ位に52.8%のM蛋白。
検査の流れ Mピーク、IgA定量値(免疫比濁法)と蛋白分画のβ分画の絶対値(TP×β分画値)がかい離
 →免疫電気泳動、抗アルブミン血清によりM蛋白と同じ位置に異常沈降線
 →免疫固定法
 →ウエスタンブロッティング
要  約   血清IgA濃度と蛋白分画で染色されたM蛋白の濃さとにかい離があった。IgAm(2)である可能性が高いと考えられた。
ポリクロナールな免疫法と電気泳動法では、電気泳動のほうが真値に近い。


ザイモグラム

分画報告書


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