お客さまからの症例1

セパラックスで異常パターンとなった症例

【症 例】

ザイモグラム

 
泳 動 所 見おたまじゃくし様の異常パターン。
その他の検査所見膠質反応高値。
結 論セア膜と反応するM蛋白の疑い。
支持体をセパラックスSPまたはアガロースに変えて泳動してみてください。

【解 説】

 以前から支持体と反応するM蛋白は報告されており1)、ELP診断技術フォーラムの症例検討会でもセパラックスのアセチル基と反応するもの2)3)、セパラックスSPと反応するもの8−2、その他の支持体と反応するもの5−2/6−1/11−3 7−1 など、いくつか報告されています。
 しかし、セア膜とM蛋白の反応機構は一様ではなく、必ずしも既知の症例と同じ挙動を示すとは限りません。「おかしな」泳動像を見つけた場合は注意深く観察し、ぜひ異常の検索を行うようにしてください。


参考文献



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