第 12 回発表・抄録番号 1

骨髄移植後に遭遇したM蛋白血症 (5)


症例1 AML(M2)のBMT後のM蛋白血症

 ここでの症例の経過を説明したいと思います。OPが移植当日です。HBe(+)がHBe抗原の陽性が認められた時期です。MLはこの時期にマクログロブリン血症と診断されました。棒グラフがM蛋白が認められた時ですが、この時のグラフとグラフの間は分画依頼がありませんでした。移植後の退院経過観察中にAST上昇、HBe抗原陽性が判明しました。このウィルス感染症時のIgM上昇は通常の免疫反応と思われます。肝炎の改善後にGVHDの発症が確認されました。
 その後、自己溶血性貧血、自己免疫性血小板減少症を併発しました。

 その後、サイトメガロウィルスに感染、同時期にM蛋白が出現し、リンパ節腫脹が認められました。このリンパ節の生検の結果、マクログロブリン血症による移植後リンパ増殖性疾患と診断されました。このIgM上昇時期が問題のM蛋白です。



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