| データ区分 | : | γ分画の異常 |
| 61 歳 男性 | ||
| 診 断 名 | : | 多発性骨髄腫、肺炎 |
| 泳動コメント | : | セア膜:fast〜slowγ位にブロードな複数のピーク 免疫電気泳動および免疫固定法:IgG−κ型M蛋白。泳動塗布点にspot形成。 |
| 検査の流れ | : | セア膜電気泳動 →免疫電気泳動法・免疫固定法 →血清不活化反応(pyroglobulin確認) →2ME処理(にてIgM-λ型M蛋白であるpyroglobulinの存在 →尿中にBJP-κ型検出 →骨髄像:大小2種類の異型形質細胞 |
| 要 約 | : | 本症例では、fast〜slowγ位に複数のピークが検出された。fastγ位はIgG-κ型、slowγ位はIgM-λ型M蛋白でありpyroglobulinの性質を示すものと考えられた。このような2種類以上のM蛋白血症は免疫電気泳動だけでは判定が困難であり、種々の血清反応による免疫固定法において同定に至った。今回は2ME処理免疫電気泳動法と免疫固定法が有用で、経過観察中にそれぞれのMピークが別々に増減変動したため、これらの方法の併用が必要だった。 |
