第 6 回発表・抄録番号 3

Fastγ−グロブリン位からγ-グロブリン位にかけて3本のM−蛋白が見られた症例 (8)

【症例へのコメント】
  • (司会)診断はミエローマですか。IgMが非常に高いですね。原発性マクログロブリン血症というのじゃないですか。非常に珍しい症例だと思うんですけれども。

  • (発表者、司会をうけて)診断は前の入院していた病院で多発性骨髄腫と診断されたそうなんで、そう教えて頂きました。
    IPですが、フェスケサバロー法でpHが低いために混濁してしまって計れなくて、酵素法で測定したら5mg/dLでした。

  • (司会)特に2峰性、3峰性といろいろM蛋白が出るんですが、これだけはっきり2峰性、くっきり出るというのはなかなかお目にかかることはないと思うんですが。特にミエローマと原発性マクログロブリン血症という点ではIgM が非常に高いですね。癌でしょうか?

  • (助言者、司会を受けて)これ位はっきり出るというのは少ないかも知れませんね。経験はしたことあると思いますけど、これがたぶんIgM、 本当に多発性骨髄腫かというと臨床側から見ますと多発性骨髄腫かどうかちょっと疑問ですから、検査をやる側としてはですね、先生がいったからって信用しちゃいけない・・(笑)。
    原発性マクログロブリン血症だとしたら、一番重要なのは細胞の形態ですね。次は、臨床上、骨髄腫と原発性マクログロブリン血症はかなり違います。それと実際カルテ見るとか、聞くとかですね。
    臨床的には、2本でも3本でもあまり意味がないというか、カンパラントは多少差があるという人もいますが、あんまり有意差はないんですね。ただこういうのはキチッと分析しておくのが将来の、将来ってκλGMAに差があるとか資料に関係するんではという話は30年前から言われてますが全然変わってないんですけれども、資料は大事ですので一応情報としてはキチッとしておく。

  • (共同研究者)ちょっと患者についてフォローいたしますと、57才男性で近くの病院に1ヶ月入院して、そして当院に転院してきました。是非入院っていってたんですけれども、本人は「入院したばっかりで何でまた入院するんだ。いやだ」って言ってますが近々入院しますので、そうしたらかなりの情報が入れられると思います。



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