第 9 回発表・抄録番号 3

血清IgA値がかい離を示すIgA型多発性骨髄腫 (5)

 患者IgAの分子量についてwestern blotting分析を行い調べました。方法は、12.5%マルチゲルを用いて患者血清をSDS-PAGE電気泳動後、PVDF膜に電気転写を行い、特異抗体を反応させました。
 青の矢印で示したように、患者IgAを構成するα鎖は分子量約65000、λ鎖は28000とほぼ正常IgAと同じであったが、2-ME非存在下で、赤の矢印で示したように、分子量約48000の二量体の遊離κ鎖が観察されました。また、抗α鎖、抗λ鎖抗血清との反応性から、患者IgAはかなり分子重合を起こしていることが示唆されました。



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