第 9 回発表・抄録番号 3

血清IgA値がかい離を示すIgA型多発性骨髄腫  その他の画像




 寒天ゲルフィルムによる免疫電気泳動。IgA−κ型M蛋白と同定。

 抗アルブミン血清で、M蛋白と同じ位置に異常沈降線(赤矢印)。アルブミン−IgAcomplexの可能性を示唆した。





 アガロースフィルムによる免疫固定法(30倍希釈検体)。
 抗IgA−λ血清とも反応した。希釈率を下げるとよりはっきり固定された。





 抗IgAサブクラス抗血清による免疫固定電気泳動。
 IgA型M蛋白であることがわかった。





 患者IgA分子量のウエスタンブロッティング分析(青矢印)。





 IgAにはIgAm(1)とIgAm(2)の2つのアロタイプがある。
 本症例は非還元下SDS−PAGEで遊離のκ鎖が確認され、IgAm(1)の性状と一致している。
 しかし、IgAを精製することができなかったため、BJPの可能性もあるし、他のIgAm(1)症例と比較しても、性状が若干異なっていた。

 きわめてまれな、IgAm(2)である可能性が高い。




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