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どう読む?蛋白分画
− データ解析のひけつ −
総蛋白、免疫グロブリンなど蛋白ですか?
そうですね、蛋白分画は総蛋白のうち何%がどのグロブリンかを知ることができる測定法です。総蛋白が増えているか減っているかで病態の解釈が変わってきますから、その変化を見ることは重要です。とくに、悪性のM蛋白血症であれば、総蛋白も増加していることが多いのです。
免疫グロブリン測定値の中で、極端に高くなっているものがあれば、それがM蛋白である可能性が高くなります。また、極端に高くなっている種類以外が極端に減っていれば、悪性度が高いことが推定できます。ただし、免疫グロブリンの測定値は、M蛋白以外の免疫グロブリンもはかりこんでしまうため、注意が必要です。
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