第2回 特別講演「免疫グロブリン異常症」(4)


4.免疫グロブリンの構造

 免疫グロブリンの構造というものは、皆さんご承知のようにmonomerの場合heavy chainが一対とlight chainが一対、合計4本のpolypeptide chainが1つの基本単位をなしておりまして、時にはこれが2つ、3つあるいは最高5つ加わりましたpentamerの形で存在いたします。我々、人間の場合にはIgGとIgDとIgEについてはmonomerの形で、IgAについては一部はdimer、trimerの形で重合したものが正常でも血中をながれていますし、IgMについては正常の人ではIgMをpentamer 5つの基本単位が重合した形が出ているわけです。



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