【症例へのコメント】
- (助言者)これは臨床的にはネフローゼ症候群です。その原因は骨髄腫腎ではないかという疑いが出てきますがそれはいかがでしょう。
- (発表者)その可能性もあると思いますが、まだ臨床側でM蛋白とか骨髄腫関係は全く疑ってなかった状態です。つい最近ですが、担当の先生とコンタクトをとったところ、骨髄腫の疑いを検討してみるということで今、結果待ちという状態です。
- (司会者)ということは、M蛋白を発見したのは最近ということですか。
- (発表者)そうです。スライドのデータで表示しました7月6日に蛋白泳動デンシトで初めて検出しました。
- (司会者)もしかすると、最初の検査依頼時にM蛋白があったかもしれませんね。
- (発表者)はい。
- (司会者)非常に見逃しやすいパターンですし、気をつけなければいけませんね。
- (発表者)きっかけは臨床側から蛋白の電気泳動依頼があった時なので、スライドの蛋白分画泳動像中の矢印部のような異常なバンドは気をつけなければいけません。
- (司会者)発表者さんには、日常私達が注意しなければならない症例を提示していただいたわけでありますが、特に、β領域にBJPや微量のM蛋白帯が出現した場合は見逃されやすいですので、低γグロブリン分画のパターンを示す症例には注意が必要ではないかと思います。
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