|
蛋白分画においてα2領域が上昇する場合、ネフローゼや急性炎症にともなうハプトグロビンなどの急性相反性蛋白の増加や溶血検体でのヘモグロビンbandの存在が考えられます。今回我々はセ・ア膜電気泳動でα2領域が高値例の泳動像を観察した際、α2領域に不明瞭な異常蛋白帯を認め、これを精査した結果、IgG-κ型M蛋白で頻度的に稀なサブクラスIgG4タイプと同定された例を経験したので報告します。 患者は74才、男性で平成6年に膀胱腫瘍を摘出。その後入退院を繰り返しながら、今年、平成11年7月に腫瘍再発のため入院しました。入院時検査成績では生化学・血液・免疫検査いずれにおいても特に異常は認められませんでした。 |