第 5 回発表・抄録番号 2

セパラックスSPによる蛋白電気泳動で正常5分画のγ分画より陰極側に出現したM蛋白様分画の検討 (16)

【症例へのコメント(1)】
  • (司会)1年かかって検討して頂きまして、ありがとうございました。
    slow γ といいますかそういうバンドがときどき見受けられる訳でありますけれど、症例の中から今のお話ですと、どうもSP以外の膜と反応しているのではないか、それからどうも寒天とも反応するんでしょうか、白い沈降物がありそうだということも一つ、そういうことをお話頂きました。

  • (共同研究者)私はセ・ア膜泳動はしていないです。ルーチンワークは免疫電気泳動で、アガーとアガロース1:1のものを使っています。初め依頼を受けましたときに、M蛋白がでていないということで「これ本当にその血清」みたいな感じで彼にお聞きしましたら「確かに出る」っていいましたので、半信半疑で免疫固定法をして見ました。そうしましたらちゃんと出てましたので、もしかしたらアガロースだったら出る蛋白ではないかということで、まあ色々進めたんですけれど・・・。ですから、アガーとアガロースの違いはアガロペクチンですので、その辺で反応するM蛋白ではないかと思うんですけれど。

  • (フロアから)実は私もある施設からそういう症例をつい最近・・・1ケ月位前ですね写真と分画像を頂きまして、見させてもらったんですがどうも納得行かないというんで、ある分画像ではきれいに出ますけれども・・まさに先生が発表されたようなかなりマイナス側にバンドが出ているんですね。免疫電気泳動では出てないんですね。それで、私、もうこれどうしようかと思って、お答えできませんということで返事をさせてもらったんですが、しかし検体があれば少し分析したいと返事しましたら、10μ位ちょっと検体が残っていまして、それで免疫電気泳動で見ましたらば・・出たんですね。きれいな沈降バンドが出ているんです。それは実はたまたまアガロース使っているんですね。今まで私も誰かさんが申しました様に1:1で来てたんですけれどもアガロースオンリー使ってみたらばきれいに出るんですね。それで解決ができたという症例がつい最近ありまして、まさに同じ検体じゃないかなあと思われる症例発表だったと思います。



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