【症例へのコメント(2)】
- (発表者、質問に答えて)この症例は、昔から当院に掛かっている患者さんで現在83才です。当院が開院した昭和40年位にまもなく受診されました。最初は喘息で来られて、特に他の症状はなかったんですが、GOTとLDH多少高めということで、慢性肝炎という疾患名がついています。こんなに変わったバンドが出ても、臨床的には全く問題がないだろうということで、ドクターも特にこのバンドに関してはさほど興味をもっていません。
- (助言者)実は解析するので等電点電気泳動をやろうと思いまして、セラフォーの方が一番よい陰極に行きますものですからそこを全部かきとって抽出したんですけれども、ご存知のようにγグロブリンを抽出しますと、溶け難くなりますよね。それで濃縮したりして溶けにくいのでSDSで溶かそうとすると今度等電点ダメですし、じゃ炭酸でpH9位にもって行って非常に苦戦してるんですね。一部等電点をやりますとpH9位でかなりのアルカリ性なんですね。ともう一つ今抽出してもう一度セラフォーにかけてみますと今度は抽出する前は塗布点より陰極側だったのが抽出すると塗布点になっちゃうんですね。
そのへんが今苦戦しているのと、それからIgGのサブクラスの抗血清を手にいれましてどのクラスかというのをやると、遺伝子解析もということなのでそれを専門になさっている先生が手厚くやって下さるという話が今つきましたので来年まで一年かけて頑張りたいと思います。
|