第 7 回発表・抄録番号 3

セパラックスSP膜において、β分画が異常に高くなった症例の検討 (7)

 スライドの左は、免疫固定電気泳動パターンで、IgGの抗γ鎖血清、L鎖の抗λ鎖血清に同じ移動度で固定されているのがよくわかると思います。
 右は、免疫電気泳動パターンですが、β位のところにM−bowが認められます。免疫電気泳動を観察する中で、非常に重要になってくるのが、M蛋白以外の免疫グロブリン量がどうなっているかです。この症例ではIgA、IgMが減少してないかどうか、即ち抑制されていないかどうかが、悪性の指標となってきます。
 よくみてみますと、IgA、IgMの沈降線の長さ、面積とも、正常と比較し、ほとんど差がありません。即ち、IgA、IgMは抑制されていませんので、この症例はまず良性のM蛋白である可能性が高いと思います。



次へ   ELPフォーラム症例検討会へ戻る