第 7 回発表・抄録番号 3

セパラックスSP膜において、β分画が異常に高くなった症例の検討 (9)

 今度はWestern blotting分析によって構造的にどうか、観察してみました。
 患者IgGの分子量は約15万であり、ほぼ正常でありました。2−MEという還元剤が入らない状態でも、遊離のγ鎖、遊離のλ鎖が一部ですけれども観察されました。ということは、構造異常を示すIgGが一部存在しているのかもわかりません。しかし、試料は0.2mL程度しかありませんでしたので、精製することはできず、はっきりしたことはいえません。ただ、患者IgGを合成するγ鎖は、だいたい5万、λ鎖は27,000ぐらいですので、ほぼ正常であり、ドメインが欠損しているといった症例ではないようです。



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