第10回 リレー講演より「CK−MM、MBアイソフォームと急性心筋梗塞について」
(10)
急性心筋梗塞における
CK−MM、MBアイソフォームのROC曲線
スライドがそのROC曲線です。縦の並びが項目の種類と陽性率、横が胸痛からの時間帯と偽陽性率です。一つのグラフの全面積を1としたときのROC曲線より下の面積をそれぞれ数字で表し、95%信頼区間を考慮したとき各時間帯における面積が4項目中最大と判定された項目を赤で表し、信頼区間を考慮すれば最大とはいえないものの推定面積が4項目中で最も大きかった項目をオレンジ色で表しています。
これで見られるように、全体的にはMM比とMM4の面積がMB比、MB3より大きいことが分かります。時間帯ごとに見ると、最初の4時間までの面積はいずれの項目も大差ありませんが、MM比がやや大きく、4〜6時間になるとMM比からMB比まで面積にやや差がでています。そして、6〜12時間後にはMM比とMM4の面積が最大となり、12〜24時間後にはMM4が最大になっています。以上より、胸痛から6時間まではMM比、6〜12時間はMM比とMM4、12時間以後はMM4が最も有用といえます。
前
次
講演録に戻る