第10回 リレー講演より「CK−MM、MBアイソフォームと急性心筋梗塞について」(9)


急性心筋梗塞における
CK−MM、MBアイソフォーム活性の推移


 このスライドはアイソフォーム活性の経時的変化をまとめたものです。MBアイソフォームではMB2と3はいずれもMB1より早く上昇し、最高活性に達した時間は早い順にMB3が6時間、MB2が8時間、MB1が16時間でしたが、MB3は80%の患者さんからしか検出できませんでした。これはスライドに示しましたように、MB3活性は最高でも40IU/L程度までしか上昇しないことが原因の一つと思われます。

 MMアイソフォームでは胸痛からごく初期の段階から組織型のMM3が上昇し、健常人では見られないMM4も早期から認められます。MMアイソフォーム活性が最高に達した時間は、胸痛から早い順にMM3が6時間、MM2が8時間、MM4が10時間、MM1が10〜12時間でした。以上のようなデータを基に、MM比、MM4、MB比、MB3の、各時間帯におけるROC曲線を描きました。



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